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渚カヲル語録(Genesis 0:14収録版)




シンジ 「もうやだ・・・もうやだ・・・」
カヲル 「もう、いいのかい?」
シンジ 「そこに居たの? カヲル君」







ゲンドウ 「この時を、ただひたすら待ち続けていた。ようやく逢えたな、ユイ」
ゲンドウ 「俺が傍に寄ると、シンジを傷つけるだけだ。だから、何もしない方がいい」
ユイ 「シンジが怖かったのね?」
ゲンドウ 「自分が人から愛されるとは信じられない。私はそんな資格はない」
カヲル 「ただ逃げているだけなんだ。自分が傷つく前に、世界を拒絶している」
ユイ 「人の間にある、形もなく、目にも見えないものが・・・」
レイ 「・・・怖くて、心を閉じるしかなかったのね・・・」
ゲンドウ 「その報いがこの有様か。済まなかったな、シンジ」







シンジ 「あそこでは、嫌な事しかなかった気がする。だからきっと、逃げ出しても良かったんだ。でも逃げたところにもいい事はなかった。だって僕が居ないもの。誰も居ないのと同じだもの」
カヲル 「再びATフィールドが、君や他人を傷つけてもいいのかい?」
シンジ 「構わない」
シンジ 「でも、僕の心の中に居る君たちは、何?」
レイ 「希望なのよ」
レイ 「ヒトは互いに分かり合えるかもしれない、ということの・・・」
カヲル 「好きだという言葉と共にね」
シンジ 「だけどそれは見せ掛けなんだ!!自分勝手な思い込みなんだ!!祈りみたいなものなんだ!!ずっと続くはずないんだ!!いつかは裏切られるんだ!!僕を見捨てるんだ!!」
シンジ 「でも僕はもう一度逢いたいと思った。その時の気持ちは本当だと思うから」







カヲル 「現実は知らないところに・・・。夢は現実の中に・・・」
レイ 「そして、真実は心の中にある」
カヲル 「ヒトの心が自分自身の形を造り出しているからね」
レイ 「そして、新たなイメージがそのヒトの心も形も変えていくわ。イメージが、創造する力が、自分たちの未来を、時の流れを創り出しているもの」
カヲル 「ただ、ヒトは自分自身の意志で動かなければ、何も変わらない」
レイ 「だから、見失った自分は、自分の力で取り戻すのよ」
レイ 「たとえ、自分の言葉を失っても、他人の言葉に取り込まれても・・・」
レイ 「自らの力で自分自身をイメージ出来れば、誰もがヒトの形に戻れるわ」