アタシはアスカよ!
第7話
「遥かな望み」


夕暮れの住宅街、バス停に降り立ったカヲルは、疲れた足を自宅に向けて進める。
暖かい団らんの声が、通りがかりの家から小さく漏れてくるのを聞きながら、カヲルは足取りを早める。

「アンタたち!なにやってるの!はやくしなさい!コラーッ!」

目前の家の中から、悲鳴に似たような怒声が響き、バタバタと階段を駆け上がる足音が、カヲルの耳に届く。
カヲルは、飽きれたようにため息をひとつ吐いたあと、玄関の扉をひく。

「ただいま」

明るい声をこころがけて、カヲルは家の中に向かって、自身の帰宅を知らせる。
カヲルの声に応答するものはない。それは、いつもとおなじ光景。
カヲルは、玄関で靴を脱ぎ、リビングに入り、膝を抱えて床にうずくまった妻の姿をみとめると、鞄をおく。

「ただいま」
「おかえり」

妻の頭に手を載せて、そのたおやかな長い髪をやさしく撫でつけながら、
再び発せられたカヲルの帰宅の知らせに、彼の美しい妻は、小さく返答をする。
カヲルは、周囲を見渡したあと、ゆっくりと息を吐いて、問いかける

「2階だね?」

カヲルは、コクリとうなづく妻の小さな返事を感じながら、手をはなし、リビングをでて、階段をあがる。

 ◇ ◇ ◇

カヲルは、2階の子供部屋のドアをあけて、問いかける。

「今日は、いったい何で怒られているんだい?」

「だって、ノゾミが!あたしを蹴るのよ!」
「違うよ。おねーちゃんが、バカっていうから!」

カヲルの問いに、腰までの長いストレートの金髪を振り乱して、興奮したように、少女が答え、
少女よりもひとまわり小さな、しかし面立ちの良く似た少年が、泣きながら、それを否定する。

「何があったんだい?ひとりづつ、言ってごらん。それじゃあ、まず、ノゾミから」
「おねーちゃんが、僕のこと、バカっていうから、悪いんだ」

「そうだね、人のことをバカというのは良くないね。ハルカ、本当にバカと言ったのかい?」
「いってないもん!ノゾミが、あたしを蹴るから」

「違う!おねーちゃんがバカっていうから」
「バカって言われて、蹴ったんだね?」

カヲルは少年の顔をじっとみて、もう一度問いかける。

「蹴らなかったのかい?」
「・・・蹴った」

「人を蹴るのは良くないことだね?」
「うん。」

カヲルは、うなだれる少年の頭を優しく撫でてから、少女に向き直る。

「ノゾミは、ハルカがバカと言ったから蹴ったと言ってるよ。それは本当かい?」
「バカなんていってないもん」

「じゃあ、なぜ、ノゾミは蹴ったんだろうね?」
「そんなの、知らない。けど、蹴ったんだもん」

「蹴られたから、バカと言ったんだね?」

カヲルは少女の顔をじっとみて、もう一度問いかける。

「バカとは言わなかったのかい?」
「言ったけど・・・」

「人のことをバカと言うのは、良くないことだね?」
「うん。そう思うけど・・・」

カヲルは、やはりうなだれる少女の頭を優しく撫でる。

「お父さんには、どちらの言っていることが本当なのかは分からないよ。
でも、嘘をつくと、ひとから信用してもらえなくなるからね。ふたりとも気をつけた方がいいよ」

ふたりの子供たちは、不安げに、カヲルの冷静な意見にじっと耳を傾ける。

「ふふっ、お父さんは、ふたりとも、本当のことを言ってくれたと思っているよ。だから、ふたりは信用できると思っているよ」

カヲルは、子供たちを安心させるように、微笑みながら、そう言ったあと、少し厳しい顔をつくって続ける。

「それで、お母さんは、何を怒ってるんだい?」
「おもちゃ、片付けなかったから。でも、ノゾミのおもちゃなんだもん。あたしは関係ないじゃない!」
「でも、おねーちゃんだって、遊んでたじゃないかぁ」

興奮して無関係を主張する姉に対して、弟は泣きながら反論する。
カヲルは、姉の顔をじっとみて、冷静な声で問いかける。

「ハルカも、そのおもちゃで遊んでたんだね?」
「・・・うん。でも!」

「でも、なんだい?」
「それは、そうだけど・・・」

ハルカは悔しそうに下唇をかんで俯く。年長のハルカは、いつも損をしていると感じている。
自分の分を片付け終えても、片付けの要領が悪い弟のノゾミの分が終わらずに残っている。
だから、ハルカは、いつも、自分の分にくわえて、弟の分まで片付けるはめになる。

「分かったよ。いつもハルカは頑張ってるからね」

カヲルは弟の方に向き直り、問いかける。

「おねえちゃんも遊んだけど、ノゾミだって遊んだんじゃないのかい?」
「そうだけど・・・」

「ノゾミのおもちゃなんだろ? おねえちゃんが片付けてたしまっていいのかい?
ノゾミが自分で片付けなきゃ、次に遊ぶ時に、どこにしまったか分からなくなって、困ると思わないかい?」
「うん・・・ごめんなさい」

ノゾミは、涙を流して、泣きじゃくりながら答える。ノゾミは、優しい子だ。そして、自分の失敗を許せない子だ。
あまり要領の良い方ではないので、姉のようにうまく片付けができないことについて、自分自身に対していらだちを感じる。
自分の感情を十分にコントロールするには、彼はまだ幼い。だから、そのいらだちを傍にいる、要領の良い姉にぶつける。

いらだちを紛らわせるために、弟は姉を蹴る。要領の悪さについて、姉は弟にバカと言う。
どちらか先かは分からないし、本人たちにも、既に、わからなくなっている。
おそらくそんなところなのだろうと、カヲルは理解している。

「ちゃんと謝れるから、ノゾミはいい子だね。残ったおもちゃは一つだけなんだから、それは、ノゾミが片付けること。
もう、泣かなくていいから。分かったかい?」
「うん」

ノゾミは涙を拭きながら、そういって、階段を駆け下りる。

「お父さんは、お姉ちゃんは、いつも頑張っていて、偉いと思うよ」

カヲルは、ハルカに静かに語りかけながら、そっと、ハルカの顔に右手を伸ばす。

「でもね、ハルカ。そうやって、唇をかむのはやめた方がいいと思うよ。
せっかく、ハルカは綺麗な顔をしているのだから。ふふふ、ハルカは、お母さん、そっくりだね」

そういって、カヲルは、右手でハルカの頬と口元を包み込む。そして、ハルカの目をみて、さらに話しかける。

「いつも、弟の面倒をみてくれて、ありがとう。
お父さんは、なかなか家にいてあげられないから、ハルカを頼りにしているんだよ」

ハルカは、カヲルの優しい手のひらの温もりを感じて、噛んでいた唇を放す。
ノゾミが、おもちゃを手に2階にもどり、子供部屋の所定の位置におもちゃを片付ける。

「さて、それじゃあ、ご飯にしよう。ちゃんと、お母さんに謝れるかな?」

カヲルはふたりをみる。こどもたちは、コクリとうなづき、3人は階段をおりる。

 ◇ ◇ ◇

カヲルが先頭でリビングに入ってくるのを見て、アスカは、カヲルに向かって立ち上がり、泣き叫ぶようにわめき散らす。

「だって、ちっとも、片付けないのよ!遊びっぱなしで、散らかしっぱなしで、けんかばっかりして、アタシばっかり片付けて!」
「そうだね。わかってるさ、アスカばかりが片付けをしてる。そして、部屋がいつも綺麗に片付いていて、
僕は、アスカはエラいと思うよ。いつもありがとう、アスカ」

カヲルは、アスカの頭に、優しく手を載せて、アスカを落ち着かせるように微笑みかける。
アスカは、キッとカヲルの顔を睨みながらも、カヲルの手の温もりと、優しく髪を撫で付けられる感触に、
高ぶった感情が少しづつ静まっていくのを感じる。アスカの表情がゆるむ。

「落ち着いたかい?」
「うっさいわね、アタシは別に興奮してなんか・・・」

静かなカヲルの問いかけに、アスカは、そういいかけたあと、カヲルの瞳をみてから、コクリと小さくうなづく。

「さあ、君たち、出てきて、お母さんにあやまりなさい」

小さな子供たちが、カヲルの背中から顔をだして、姉のハルカが2人を代表するようにして、小さく謝る。

「片付けが遅くなって、ごめんなさい」
「そうよ!アンタたちのせいで、晩ご飯がすっかり遅くなっちゃったじゃない。お母さんは、お腹ベコペコなんだからね!」

そういって、アスカは、プイと後をむいて、ダイニングへ歩を向ける。
ハルカは、心配そうにカヲルの顔をみる。カヲルは、安心させるように微笑みかけながら応える。

「大丈夫、お母さんは許してくれたみたいだからね」
「そうなの?」

「ふふふ、ご飯たべようっていうことだと思わないかい?」
「そっかー、さすが、お父さん、よく分かるね」

「ほら、きこえるだろ?」

母親のあとを追いかけていった弟と、母親のやりとりが聞こえる。

「おかーさん、ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね」
「うっさいわね。もういいわよ。いっかい言えば分かるわよ」

「でも、でもー、おかーさん、おかーさん、だっこ、だっこ、だっこぉー」
「もう、めんどくさいわね! ご飯なんだから、はやく、席につきなさいって、言ってるでしょ?
ほら、アンタたちも、ボケボケッとしてないで、はやく来なさいよ」

ふたりは、顔を見合わせて、クスリと笑みを交わして、ダイニングへ向かう。

「ほら、もういいでしょ!? 最近、アンタ、重いんだから!」

アスカがノゾミを席につかせ、ひさしぶり、一家4人の、少し遅くなった夕食の団らんがはじまる。

カヲルの帰宅はいつも遅い。あるいは、出張で数日間帰って来ないことも多い。
だから、カヲルが比較的早めに帰宅すると分かっている日は、御馳走となる日が多い。

今日も、アスカが彼女なりに腕を振るったということはよく分かる。
もともと、料理がそれほど得意ではないアスカが、一所懸命に、妻の役割を果たそうとしている。
それがカヲルには、よく分かる。

「おいしいね、アスカ」
「どーせ、アタシの料理なんて、この子たちは、ちっとも喜んでくれないし・・・」

「そうなのかい?」

カヲルが子供たちの方を向いて、不思議そうに訪ねる。ハルカがそれに応える。

「だって、お父さんが帰る日は、食べたことないものばかりなんだもん。あたしは、嫌じゃないけど・・・」

ハルカは、ノゾミの方を見る。

「・・・ごめんなさい。お腹、いっぱいだから・・・」

ノゾミは、初物に弱い。小さな子供にはよくあることだと思うが、初めて口にする味を、すんなり受け入れらない。
しかし、ノゾミは、マズイとは決して言わない。彼なりの、母親への気の使い方なのだろう。しかし・・・

「ノゾミ、一口でいいから、食べてごらん」
「でも、お腹いっぱいで・・・・」

「もう、気に入らないなら、食べなくて、いいわよ!」

アスカは、そう怒鳴って、自分のご飯茶碗をかき込んでから、かちゃんと茶碗と皿を重ね、キッチンへ運び、洗い物を始める。

「アスカ、僕がやるよ」
「いいわよ。アンタは、疲れてるんでしょ? いいから、子供たちと一緒に、お風呂はいってきて」

「わかったよ、アスカ。ごめんよ。いつも」

カヲルは、子供たちと風呂にはいる。それぞれの身体をながめ、それぞれの成長を実感する。
身体は確かに大きくなった。それでも、かれらはまだまだ子供だ。妻もそれはよく分かっているはずだ。
それでも、一日中、彼らにつきあっている彼女は・・・

 ◇ ◇ ◇

「ごめんよ。いつも、アスカに任せっきりで」

子供たちが寝静まったあと、ダイニングテーブルを挟んで、カヲルは向かいに座ったアスカをみながら、話しかける。
アスカは何も答えない。カヲルは、そんなアスカの顔を、少し困ったような顔で、じっと見つめる。

アスカは、カヲルの視線に堪えきれないように、バンと両手をテーブルについて立ち上がり、怒鳴るように叫ぶ。

「そんな目で見ないでよ。アンタのいいたいことぐらい、分かってるわよ!」

カヲルは、興奮したアスカを驚いたように見上げると、アスカは、椅子にすわりなおしてから、続ける。

「だって、あの子たち、アタシのいうことなんて、ちっとも聞かないのよ! まるでアタシはバカみたいじゃない!
いいわよねぇ!アンタは、そうやって、いっつも正しくてさ!
アンタばっかり冷静でさ、アタシばっかり、バカみたいに怒ってて」

「そんなことはないさ。僕は、アスカが怒るのはもっともだと思うし、アスカがバカみたいだとは思わないよ」
「うっさいわね。そうやって、人のことバカにしたように、いっつも冷静で、アンタばっかり正しくて!」

カヲルは、アスカを優しい顔で見ながら答える。

「何が正しいのかは、僕にはわからないよ。でも、確かに、それぞれの役割というのはあるのかもしれないね」

アスカは、自分に腹を立てている。
子供たちに対して、感情的に怒鳴り散らすのは効果がない、そんなことはアスカもよく分かっている。
それでも、抑えられないからこその感情なのだし、、感情豊かな個性こそがアスカの魅力のひとつでもある。

「アスカ・・・僕は、アスカが好きだよ」
「アンタみたいな男、アタシは、大っ嫌いなんだから!」

アスカはそういうと、カヲルの腕の中で、顔を隠しながら、しゃくりあげるように泣く。
カヲルは、アスカの髪を撫でつけながら、アスカの気持ちがおさまるのを辛抱強くまつ。

長い沈黙ののち、ふいに、アスカの口がひらき、小さなつぶやきがもれる。

「アンタこそ、エラいと思うわよ」
「え?なにがだい?」

「よく我慢してるわ、と思ってさ」

そういって、アスカは、カヲルの顔を見上げる。

「こんなアタシを、ってこと」

カヲルは、腕の中のアスカに優しく微笑みを返す。

「ふふ、我慢なんてしてないけどね」

アスカは、カヲルの瞳をじっとみて、応える。

「アンタって、ホンっトに、わけ分かんない男ね」
「そうなのかい?」

「そうよ。普通の人になるのは、アンタには一生無理だと思うわ」
「ふふっ、そうかもしれないね」

カヲルも、アスカの瞳をじっとみて、応える。

「でも、アスカは、平凡な男は嫌いだと言っていたね?」
「でもアンタみたいな、変人は、もっと嫌いよ」

「ふふっ、ごめんよ」

アスカは、すこしうんざりしたようにカヲルをみながらも、カヲルの次の言葉を待つ。

「それでも、僕には、他に行く場所がないからね。すまないね、アスカ」

ニヤリと笑みを浮かべるカヲルを、アスカは、ため息をつきながら見て、疲れたように言葉を発する。

「ホント、アンタって、仕方のない男ね。アタシ、もう寝るわ。おやすみ」
「おやすみ、アスカ。僕もすぐ行くよ」

 ◇ ◇ ◇

アスカを笑顔で見送ったあと、カヲルは、家の戸締まりをして、あちこちの照明を落としながら、2階へ向かう。
子供部屋のドアをそっと開き、子供たちの寝顔を確認する。

「お父さん」
「ハルカ。まだ、起きていたのかい?」

「お母さん、大丈夫?」
「ふふっ、もちろん大丈夫さ。ハルカは何を心配しているんだい?」

「だって、お母さん、お父さんのことが大嫌いだって」
「聞こえていたんだね? ふふふ、お母さんは、とても可愛い人だからね」

「可愛いと、大嫌いっていうの?」
「そうだよ。わからないかい?」

「うーん、お父さんのいうこと、いっつも、意味わかんない」
「ふふふ、ハルカは、お母さんとそっくりだね」

「似てる?どこが?」
「わからないかい?・・・そうだね、ハルカがもう少し大きくなったら、分かるかもしれないね」

「アタシは、いま知りたいんだから。ねえ、今、教えてよ」
「さあ、今日はもう遅いよ。はやく寝ようね、ハルカ」

「えー! お父さんのケチ!」
「ふふふ、おやすみ、ハルカ」

カヲルは笑いながらそういって、ハルカの頭を撫でてから、子供部屋をあとにする。

 ◇ ◇ ◇
 
「おっそいじゃない!なにやってんのよ!」

「ごめんよ、アスカ。僕を待っていてくれたのかい?」

「バ、バカね! そんな訳ないじゃない!」

「アスカ、やっぱり、君は可愛いヒトだと思うよ。ふふっ、好意に値するよ」

つづく

あとがき お久しぶりです。筆者です。 皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか? いや〜、16年ぶりの、アタシはアスカよ!です。 「(たぶん永遠に)連載休止中」てなこと書かれてますが、どうだ、どうだ!!(笑) というわけで、作中の時間も、そのくらい進めてみました(笑) さて、最後の段落・・・オトナすぎて、台詞を四ついれるのが精一杯でした。さて、二人はどうなったでしょう?(爆) 好意・・・行為という誤字を使うのは、一応、避けてみましたが・・・ しかし、LAKというジャンル、なんか、一部でではあるんですが、ちゃんと確立してるみたいですね! (その・・・当時だったら、Kって誰? ケンスケ?コウゾウ?(笑)・・・キース?(爆)とかって(^^; ) なんか、僕の思い描くアスカ像、カヲル像とは、それなりに違うものも多いし、面白いものです。 で、今回の話ですが、まあ、なんというか・・・16年後ですから、ふたりが30歳ぐらいの話です。 まあ、それなりに小学生か幼稚園ぐらいの子供がいてもおかしくはない歳。 それで、たぶん、子供たちは、アスカにそっくりに育つんです。絶対、そうなると思います。 それぞれ、アスカが持つ、ちょっとづつ違った一面をもって、そっくりに(笑) とっても、可愛い子供たちだと思います。 アスカは、あいかわらずアスカです。でも、お母さんになって、苦労します。苦悩します。 大変なんです。お母さんという役割は。お母さんって、そういうものだと思います。 それでも、アスカはアスカのままなんです。可愛くてなりません。 カヲルもやっぱり、カヲルのままで、良き父親、良き夫ではあるんですが・・・ やっぱり、こんな夫は、アスカじゃなくても、かなり腹立たしいんじゃないかと思います(^^; ところで、子供たちの名付け、やっぱり、悩みますね。 さて、どうしよう?と、アスカとカヲルの子供だから・・・ アスカとカヲルの名前における共通点は、男女どちらにでもありうる名前ってことでいいかな?と。 で、そういう名前をいろいろと列挙して、考えたんです。 「遥かな望み」という題名は、その名前の列挙をみて思いつきました。 カヲル君の遥かなる叶わぬ望み・・・とか、そんな連想で。 というわけで、必然的に、その名前を採用、と。まあ、割と安易なのですが(^^; ああ、インコの名前も考えなきゃ〜(笑) それでは、 もし、あなたがこの話を気に入ってくれて、 そして、もしかして、他の作品も読んで下さるとして、 また、どこかで、お会いしましょう。 2015年8月3日 某所にて

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